私が「脱アルコール酒」のサイトを作った目的は,お酒が飲めない人でも楽しめるお酒を紹介することです.当初考えていた対象の読者は,自分と同じように「体質的にお酒が飲めない」という人でした.
ところが意外なことに,メールをいただいた読者の方の「脱アルコール酒に関心をもつ理由」を見ると,「お酒がもともと飲めない」というかたはほとんどいらっしゃいませんでした.一番多いのが妊娠中の方で,続いて病気で飲めなくなったという方が多く,以前はふつうにお酒を飲んでいた方がほとんどなのです.
つまり,体質的にお酒が飲めない人は,そもそもお酒に興味がない,ということなのでしょうか.まあ,別に無理にお酒を飲まなくても困ることはないわけです.しかし私は,アルコールが分解できないという理由だけで,お酒という人類の文化を共有できないのは残念だと感じています.それに,自然科学や技術に携わる者のひとりとして,もって生まれた弱点を技術で克服することには興味があります.
変わっているのでしょうか?
(02. 11. 5)