Japan バービカン Barbican

京都・伏見の宝酒造製のノンアルコールビールで,英国Bassの100%モルトビールを脱アルコール化したものです.

各種のバービカン

バービカンはノンアルコールビールの中ではかなり歴史のあるもので,今までにいろいろなバリエーションが出ています.

【このページに写真があるもの】
  • 「バービカン プレミアム」・・・私がこのサイトを作り始めた1997-99年ごろにはあったのですが,現在はありません(写真[1][2]).
  • 「(カロリーオフ)」・・・現在販売されている,銀色の缶のものです.「カロリーオフ」というのは正式名称ではないと思いますが,缶の表にそう書いてあるので,仮にそう呼ぶことにします(写真[3]-[6]).
  • 「スーパーバービカン」・・・2002年に発売されたものです.当初は九州・山口・沖縄限定で発売されましたが,その後全国で販売されるようになりました.
     現在,宝酒造のサイトでは,「健康飲料」の項からは消えていますが,製品カタログ(→「飲料」→「ビアテイストドリンク」の項)にはビン1種類のみが出ています(写真[7][8]).(2005. 1)
  • 「リアルテイスト」・・・2004年3月に発売されたもので,今までのものよりも値段が安くなっています(写真[9]).
    「リアルテイスト」発売のニュースは,宝酒造のウェブサイトニュースリリースのページにある2004年2月3日付のリリースに出ています(この情報は,当初読者の「ピノン」様から教えていただきました.ありがとうございました).
     「リアルテイスト」は雑誌「SPA!」2004年5月25日号92ページの「SPA!MARKET」でも紹介されていました.私はやっと6月に東京で購入できましたが,そのころは,私の住んでいる広島では見つけられませんでした.現在は広島でもふつうに売られています.(2005. 1)

【このページに写真がなく,現在販売されていないもの】
  • 「バービカン さわやか」・・・ビールの缶としてはめずらしい,細い黄色い缶に入っています.ゆっちい's Pubというサイトの「ノンアルコールビール」というページに,写真とともに掲載されています.私は,残念ながら「さわやか」の実物は見たことがありません.(2003. 3. 2)
  • 「レモンバービカン」・・・私が大学生の時(1984年),自分が所属していた音楽のクラブのOB会に出たときに,OBに宝酒造の方がいて,発売前の「レモンバービカン」を飲ませてもらったことがあります(現在はありません).

また,ビアカクテル(シャンディ・ガフ)の「バービカン・ジンジャー」が,2003年4月から 「バービカン」シリーズに加わりました.ビアカクテルの項に掲載しています.(2003. 5. 17)

アルコール度数表示の変遷

かつては,1%未満のアルコール分は問題にならないと考えられていたのか,バービカンの缶にはアルコール度数の表示がありませんでした(写真[1]-[4]).その後,ノンアルコールビールのアルコール分が0%でないことが問題になり始めた結果,2003年2月ごろからは「アルコール分0.1%」と表示されるようになりました(写真[5],このことは読者の「ピノン」さんに教えていただきました).さらに,2003年7月ごろ以降のもの(写真[6]の右側)は,「アルコール分0.1%」を強調し,「国内他社のノンアルコールビールよりもアルコール分が少ない」ことを売り物にしているようですが,缶の正面に書いてある名称は「ノンアルコールビールテイスト」から「ビアテイストドリンク」に変わり,また上部"NON-ALCOHOLIC"の文字がなくなりました.また,写真[6]の[もうひとつの側面]の右側の缶のように,長らく書いてあった「ドライブに」という表示も消えました.
 この件については,「『ノンアルコール』という表現について」をご参照ください.

「バービカン」という商標

写真[6]の[もうひとつの側面]の,右側の缶には,「BarbicanはBrandbrew社の商標」と書いてあります.Brandbrew社は,現在Bassのブランドを所有している会社です.英国特許庁この文書(PDF)に,Brandbrew社の"Bass"という商標と,Hi-Spirits社の"Boss"という商標との争いの判決が出ています(「"Boss"は"Bass"を侵害していない」という結論でした).

ネット上にみるバービカンの情報

【販売業者】

宝酒造株式会社
京都市伏見区竹中町609
075(241)5111(お客様相談室)

【私の評価】

味(私の好み)
  • 「プレミアム」・・・★★
     味は弱く,まろやかです.
  • 「(カロリーオフ)」・・・★★☆
     「軽い味」タイプです.軽い味ですが,もうすこしキレのある味のほうが私は好みです.
     [2002. 9. 15]最近,「カロリーオフ」の缶のデザインが変わっていますが,最近のものはキレがよくなったように思います.気のせいかもしれませんが,評価を★★から★★☆に変更します.
  • 「スーパーバービカン」・・・★★
     「上品な味」と銘打っている通り,上品な味になっていますが,少し薄い味と感じます.
  • 「リアルテイスト」・・・★★☆
     軽くて爽快感のある「バービカンとしての味」は,非常においしくなったと思います.そのため評価を★★☆としていますが,ビールの味としては評価は低いかもしれません.
バービカンの味については,私は上のように高い評価をしていますが,ネット上等では低い評価を良く見かけます.このことについては,「雑談・脱アルコール酒」の記事「味覚」で触れていますのでご覧ください.


アルコール度数・・・yoi1
「(カロリーオフ)」は0.1%,「スーパーバービカン」は0.2%,「リアルテイスト」は0.1%未満と缶に表示されています.上記の通り,バービカンは「アルコール度数0.1%」を売り物にしており,広告でもさかんに強調しています.

手に入りやすさ
  • 「プレミアム」・・・◆
     読者の「ROSIE」さんが宝酒造に問い合わせてくださいましたが,すでに販売されていないそうです.
  • 「(カロリーオフ)」・・・◆◆◆◆
     宝酒造の宝mono館でオンライン購入できます.また,いろいろなスーパー・酒屋さん・オンラインショップで見かけるほか,高速道路のサービスエリアでもよく売られています.
  • 「スーパーバービカン」・・・◆◆◆
    上の「各種のバービカン」でも触れましたが,現在はビン1種類だけになっているため,以前より手に入りにくくなっています.下のGoogle検索で探してみてください.
     なお,この商品は,発売当初は九州・山口・沖縄での限定販売となっていましたが,2003年3月3日より全国販売となりました.そのときは上記「宝mono館」でのオンライン販売もありましたが,「リアルテイスト」の発売とともに,「スーパーバービカン」の「宝mono館」でのオンライン販売は終了しました.
  • 「リアルテイスト」・・・◆◆◆
     「(カロリーオフ)」とともに,上記「宝mono館」でオンライン購入できます.雑誌「SPA!」2004年5月25日号92ページの「SPA!MARKET」でも紹介されており,ふつうに販売されているようです.私は,東京・板橋の「酒のルンビニ」の店舗で買いました.

【Googleで検索】

【プレミアム】
[1][1997. 9]
barbican premium

[2][1999. 2]
barbican premium mini can and bottle

【(カロリーオフ)】
[3][2001. 1]
barbican calory-off

[4][2001. 1]
barbican calory-off mini

[5][2003. 5]
barbican calory-off new
→[製造元の表示]
→[もうひとつの側面]


[6][2003. 7]
barbican calory-off 3
→[製造元の表示]
→[もうひとつの側面]


【スーパーバービカン】
[7][2002. 10]
super barbican

[8][2003. 7]
super barbican 2
→[製造元の表示]
→[もうひとつの側面]


【リアルテイスト】
[9][2004. 7]
barbican realtaste
→[缶の横(1)]
→[缶の横(2)]